エヌ・シー・エヌは、今後、多様化が見込まれる木構造に迅速かつ柔軟に対応するために、2022年3月に社内施設として木構造技術センターを開設しました。設置している試験装置は、1000kN(100トン)万能試験機、200kN(20トン)面内せん断試験機、および恒温恒湿器です。
そのほかに、確かな耐震基準に基づく住宅の普及を推進する「耐震住宅100%運動」に取り組んでいます。また、日本の木造技術を注目している海外にも提案をしています。
自社独自の建築システム「SE構法」は、全ての案件に構造計算を行い、耐震性を確認する構法。構造計算された耐震性の高い木造建築実現のために、エヌ・シー・エヌでは、このSE構法を登録施工店ネットワークを通じて工務店を中心とした施工業者に提供しています。
エヌ・シー・エヌでは、SE構法を導入した構造設計や構造計算など技術的なサポートだけでなく、長期優良住宅認定サービスや一次エネルギー計算代行サービスなども行なっています。
エヌ・シー・エヌは、住宅と非住宅の両方で実績があります。住宅の例として、岐阜県高山市に建つ「NOZOMIHOME 三福寺モデルハウス」は、SE構法の自由度の高い空間構成と耐震性をベースとして成り立っています。
非住宅の例として、「広島県 共立薬局」は、薬局の上に賃貸住宅が載る複合施設で、埋立地のため地盤が弱いが、地盤が弱い土地に建てる多目的建築物であってもSE構法が適しているという好例ができました。
木造建築の構造設計に対して実績の浅い業者も多い中、業者の選定を十分に考慮しなければ、意匠設計が構造設計に反映できていないということにも、なりかねません。そのため、複数の構造設計事務所のそれぞれの特徴を正しく把握する必要があります。
エヌ・シー・エヌの事業内容には、木造耐震設計事業、住宅分野ネットワーク展開、住宅分野ハウスメーカー対応、大規模木造建築(非住宅)のほかに、温熱エネルギー計算サービスやSE住宅ローンサービスなどがあります。
(前略)年間約25棟の新築案件を受注し、約70%をSE構法で施工しています。 この10年余は幾度か改正された建築基準法や瑕疵担保責任履行確保法、長期優良住宅法などの新法への対応が必要でしたが、迅速に法対応への態勢強化を図ることができました。これもSE構法を供給するエヌ・シー・エヌさんと出会ったおかげです。(後略)
所在地 | 東京都港区港南1-7-18 A-PLACE品川東 |
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アクセス | 公式サイトに記載がありませんでした。 |
営業時間 | 公式サイトに記載がありませんでした。 |
定休日 | 公式サイトに記載がありませんでした。 |
電話番号 | 03-6872-5601 |
公式サイトURL | https://www.ncn-se.co.jp/ |
大規模木造建築に対応する構造設計事務所のうち、対応できる工法の種類が豊富な3社をご紹介します。
工法の種類が多いということは、それだけ叶えられる意匠の幅が広いということ。
各事務所の“強み”にも注目して、相談先を探しましょう。
※対応工法例は、公式HPに表記のある工法のみを記載しています。
※選出した3社は2022年2月7日調査時点で「木造建築構造設計」というキーワードでGoogle検索し表示された木造建築に対応する31社の中から、大規模建築に対応する22社を抽出し、その中で公式HPに記載された工法が多い3社を選定しています。