大規模木造建築の構造設計お悩み解決サイトWoody Again(ウッディ・アゲイン) » 軸組だけじゃない!木造建築で意匠の幅を広げる様々な工法を解説 » CLT工法

CLT工法

木造建築におけるCLT工法について説明します。まず、CLT工法とはどのような工法なのか、構造材の種類や使用方法などの説明と併せて、その詳細をみていきます。さらに、CLT工法を使用すると、どのようなメリットがあるのか、また、どのような建物によく使用されているか、について取りあげていきます。

最後に、さまざまな工法やつくりに対応している中で、CLT工法に対して実績のあるオススメの構造設計事務所を確認しましょう。

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CLT工法とはどんな工法か?

CLTとは、Cross Laminated Timberの略称で、ひき板(ラミナ)を並べて、繊維方向が直交するように積層接着した厚さのある木質系材料(パネル)です。

CLT工法は、工場で加工したパCLTネルを1階床・壁、2階床・壁と現場で積み上げて建てます。繊維が交差することにより、反りや狂いを軽減し、比較的太くない木や節の多い木材も活用可能です。また、CLTは、断熱性・遮炎性・遮熱性・遮音性などの効果も期待できます。

CLT工法の画像

CLT工法とはどんな工法か?

CLTとは、Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略称で、日本語では「直交集成板」とも呼ばれます。ひき板(ラミナ)を並べて、繊維方向が互いに直交するように積層接着した、厚みと強度のある木質系材料(パネル)です。繊維方向が同一の一般的な集成材とは異なり、十字に交差させる構造が大きな特徴です。

CLT工法は、工場で精密に加工したCLTパネルを、1階の床や壁、2階の床や壁といったように、現場で積み上げるようにして建てていきます。繊維が交差することにより、木材特有の反りや狂いを著しく軽減し、比較的太くない木や節の多い木材も有効に活用可能です。また、CLTは断熱性・遮炎性・遮熱性・遮音性などの高い性能も期待できます。

CLT工法の画像

木造建築でCLT工法を使うメリットは?

CLT工法を中大規模の木造建築に採用する最大のメリットの一つが、圧倒的な工期の短縮です。コンクリートの強度が出るまで1ヶ月近く固める期間(養生期間)が必要なRC造(鉄筋コンクリート造)と比べて、工場でプレカットされたパネルを現場で組み立てるだけのCLT工法は、施工後速やかに次の作業へ移行できます。

また、CLTパネルは大きな面材であり部品点数が少ないため、現場での組立作業がスムーズに進むことも工期短縮を後押しします。さらに、重量は鉄筋コンクリートの5分の1以下と非常に軽量なため、建物自体の軽量化による基礎コストの削減や、材料の輸送費の軽減が可能です。

意匠設計の観点からは、意匠・設計の自由度が高い点も見逃せません。パネルの厚みや長さを接着・接合によって柔軟に調整できるため、RC造やS造(鉄骨造)で起こりがちな「一辺倒な箱型デザイン」から脱却し、凹凸のある大胆な幾何学デザインや大空間を具現化できます。木の表面をそのまま見せる「現し(あらわし)」として活用すれば、木目を活かした温かみと高級感のある空間演出が可能です。

そのほか、実大振動台実験などでも証明されている高い耐震性能や、1分間に1mm程度しか燃え進まない優れた耐火性能も備えています。さらに、間伐材の積極的な利用による森林保護や、炭素を長期間固定することによる脱炭素化(カーボンニュートラル)への貢献など、企業のSDGsや環境配慮への取り組みをアピールできる社会的メリットも持ち合わせています。

CLT工法を採用する際のデメリットや課題は?

多くのメリットを持つCLT工法ですが、導入を検討する上で最大のネックとなるのがコスト面です。日本国内においては現在も普及・発展途上の段階にある工法であるため、一般的な在来軸組工法などと比べると、CLTパネル自体の生産コストや部材費が高くなりやすい傾向にあります。

ただし、このコスト面の課題に対しては、国や自治体が推進している各種の補助金・助成金制度を活用することで大幅なコストダウンを狙うことが可能です。CLT工法を取り入れる際は、事前のプランニング段階から補助金の利用を前提として、構造や資金計画をシミュレーションしていくことが重要なポイントとなります。

木造建築でCLT工法に対応する構造設計事務所を探すなら

本サイトでは、CLT工法に対応している構造設計事務所を複数ご紹介しています。会社ごとに各工法や大中規模、住宅、非住宅など、主に扱っている案件によって得意な分野がある場合が多いので、対応する案件に適した特徴を持っているかを確認しながら探しましょう。

意匠設計の意図をしっかり汲んだ構造設計に対応してくれるか否かも大きなポイントです。また、木造建築の経験則を多く持っていることや、意匠を実現するための技術を持っていることも重要なところ。技術は対応できる工法数が多い構造設計事務所がおすすめです。

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