大規模木造建築の構造設計お悩み解決サイトWoody Again(ウッディ・アゲイン) » 【PR】意匠設計の意図をより反映するための構造計算とは

【PR】意匠設計の意図を
より反映するための
構造計算とは

構造設計事務所によっては、せっかくの意匠設計も「これでは計算できない」と言われてしまうことが珍しくありません。その裏には、昭和34年に日本建築学会が「木造禁止決議」をし、長い期間木造建築が日の目を見ず、木造建築についての知見を持つ人が少なくなってしまったことが影響しています。

そういった今の状況で、どうすれば理想の意匠を実現できるのか。本サイトのTOPページで紹介している3社の中で唯一、任意立体の応力解析に対応する株式会社木構堂の代表取締役社長である渡邉須美樹氏に、木造建築において意匠の意図を反映するための構造計算についてお話を伺いました。

取材協力

株式会社木構堂(きこうどう)
代表取締役社長
渡邉須美樹(わたなべすみき)氏

渡邉社長画像
引用元:木構堂公式HP
(https://www.kikoudou.com/archives/service/president)

岐阜県出身。
構造設計一級建築士、JSCA構造士。

  • ・ゼネコンをはじめ、さまざまな建築関連企業で経験を積む
  • ・2012年に「株式会社木構堂」を設立
  • ・平成29年、30年に、新潟県CLTアドバイザーを受託

現在では、木質構造の普及をライフワークとしており、愛媛県、滋賀県、愛知県、岐阜県、山梨県、東京都、福島県、宮城県など、さまざまな地域で木質構造設計および木材利用についてのセミナーや講演会を行う。

木構堂の渡邉社長に聞く、
意匠設計のための構造設計

大規模木造建築において、
構造計算が意匠設計に与える影響について
教えてください

構造設計は通常、意匠設計がほぼ完了してから作業に入ります。意匠設計が固まるまで綿密にやり取りをおこない、手戻りの無いように進めますが、事前のやり取りの中で意匠設計者が考えたように構造が収まるとは限りません。

例えば、木造の構造計算を行える一連計算プログラムが多数販売されていますが、ほとんどのプログラムが四角い建物や高さに変化の無い建物を対象としており、複雑な形状の建物の構造計算には不向きです。そのため複雑な意匠設計の場合には、その設計に対応可能なプログラムが必要になります。

構造設計事務所を見る際に
重要なことを教えてください

現在では木造非住宅物件が増えてきたため、計算プログラムが沢山市場に出ています。しかし「構造計算」と「構造設計」は全然違うものです。「構造設計」とは単に部材の断面寸法を計算すれば良いというものではありません。

木造は木造の構造的有利を良く理解し、より安全で低コスト、優れたデザインを具現化しなければなりません。「構造設計」のできる事務所なのか「構造計算」のみ対応している事務所なのかをしっかりと見極める必要があると感じます。

意匠設計事務所の意図を
汲むために、木構堂が工夫していることを
教えてください

木構堂が対応した幼稚園

木構堂が対応した木造の幼稚園

意匠設計者の意図をくみ取るために、弊社では構造図作成にプレカットCAD(以下PCAD)を使用しています。PCADを使用する目的は作図手間低減や作図スピードUPと3D入力です。更に構造設計とは直接関係ないのですが、作図完了と同時に部材数量も出力可能です。この機能を使うことで、従来では手作業だった部材の拾い出し作業が省略され、時間・手間が短縮されます。

部材数量がわかるということは構造躯体の値段が計算できるということになります。接合金物図・仕様や部材単品図も出力でき、材料費と加工手間を考慮した加工費、金物形状から金物費の算出も容易にできます。数量等の出力は設計途中でもできるため、一番大切な建物コストを管理しながら設計を進めることができ、手戻りのない設計ができます。

また木構堂では、今までの実績の中から適切な部材配置、接合方法を提案しながら、複雑な形状の骨組みも解析することができるので、構造上の安全を確保しつつスピーディーな対応ができます。

木造建築の構造設計に
悩みを持つ方に、
メッセージをお願いします

木構堂は1993年に個人事務所として創業し、現在までの約1700棟の木造建築物を構造設計してきました。そのため、国内のほぼすべての集成材製造メーカー、金物製作メーカー、工場とのお付き合いをさせていただいております。

木材の樹種、製材・エンジニアウッドの別、既製金物。製作金物の別とどのような要望にもお応えできる実績があります。また、2018年6月からは丸山木材ホールディングス株式会社のグループ会社となったことで、建物の建設、木材材料調達、部材プレカットと木造建物一式を提案できる体制も整っています。鉄骨造の建物を木造化できないか?っといった相談でも十分お応えできる体制を築いています。

まとめ:意匠の意図を汲むためには、
技術と知見が必要

大規模木造建築において、意匠設計が構造設計に反映できない理由は、構造計算プログラムの影響があることが分かりました。また、ただ計算できることだけではなく、木造における構造的有利の理解と、安全性・低コスト・優れたデザインの具現化に対する構造設計ができることが重要なようです。

今回取材させて頂いた木構堂では、プレカットCADを使った複雑な計算ができる技術力や知見により、高度な構造の意匠を具現化することはもちろん、コスト管理・安全性・早さの提供が可能。さらにグループ会社との連携できるため、構造設計以外の相談もできそうです。

木造建築の構造設計でのお悩みがあれば、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

会社名 株式会社木構堂
所在地 岐阜県美濃加茂市牧野2283-3
電話番号 0574-28-2160
営業時間 8:00~17:00
定休日 土・日・祝
公式HP https://www.kikoudou.com/index.php